noir's memorandum

病気と生きる世界のはしっこ。乳がん治療中@

子なしを意識する

子なしという事を、意識するようになったのは病気で子どもが産めないかも、ではなく、婦人科がんで産めなくなった時、でもなく、

さらに年齢を経てからのような気がする。

 

独身の時は考えたこともなかったし、病気になったときにはお付き合いしていた方とお別れしたし、その後は自分の身体のことが恋愛とかその先の結婚とかできるかどうかすら怪しかったし、結婚願望なしだった、というか願望なんて持てなかった。

自分の世話も出来ないのになーとか思っていた。

 

ダモー*1に出会い、恋愛し、既婚になってから、子なしということを意識する事が多くなった。

 

子供ができないことは理解はしているのに、良い感情、前向きな感情は少なく、圧倒的に、寂しいような切ない感情が多い。ずっと子どもを切望していた人はどんな気持ちなんだろうか、とか考えたりしてまぎらわせたり。 

 

ダモーはどんな気持ちだろう?とかほんとにふと勝手に考えたり、思うことが多くなった。申し訳ないなあ。ありがとう。

ああ、わたし普通に家庭を築いて普通に子供を育ててという願望をちゃんと持っていたんだなぁって、どこか安心もしました。

でも、結婚すらできないかもしれなかったんだから、感謝しなきゃね。

*1:わたしの主人