noir's memorandum

病気と生きる世界のはしっこ。乳がん治療中@

いのちの価値@障害者施設殺傷事件のこと

人として、本当に痛ましいです
今回の事件で、お亡くなりになられた方がたのご冥福をお祈りするとともに、心よりお見舞い申し上げます

考え方は人それぞれ、価値観も人それぞれ。健康だったり病気だったり、障害を持って生まれたり、色々な考え方があって、思想が生まれ、社会が発展してきたのは事実だけど

じぶんではない、たにんのいのちを奪ったり、傷つけて良いということにはならない。
今回の事件で被害にあわれた方も、一市民であり、同じ社会を作っている、ふつうの人なのです。

健常者も、難病患者も身体障害者精神障害者も、角度を変えればふつうのひと、いのちの価値はおなじ、生きてるってことはおんなじです。

角度を変えれば、あなたであり、わたしであり、パートナーであり、家族であったりするのです。

この事件のことを、仕事先でたくさんの方が怖い!というのを耳にしました。

ただ漠然と こういう人がいるから怖い!といった意味が含まれるニュアンスです。
ただ怖い!だけで、忘れ去られてきた痛ましい事件がたくさんあること。健常者であれ、障害者であれ、精神疾患を持っている人であれ、難病患者であれ、加害者も本当にさまざまな人がいたこと、を思い出してほしいです。
いのちの価値をもう一度、パートナーに友人に、父母や子供に伝えてほしいなと思います。


ただ怖い!と思うその先のこと。
健常者のこと、障害者のこと、病気を持って生きている人のこと、
そういう気持ちから、社会的に弱者と呼ばれる方がたへ、すこしでも寄り添う、そんな気持ちが生まれるのではないかなと思います。
そしてもっと、いろんな人が世の中で生きているっていうこと。

わたしもまだまだ知らないことばかりだけれど、漠然とじゃなくて、もう少し障害のこととか、病気のこととか、いろいろ知ってほしいなって、とても思います。