noir's memorandum

病気と生きる世界のはしっこ。乳がん治療中@

楽しい生活を続けること

今までできていた事ができなくなっても、それを辛いとは思わずに
怖がらずに色々なことを、今までできていたことに近づくように

とにかく楽しく生活を送れるように


楽しく、楽しんで生活することで、ご機嫌でいられて、わたしも、わたしの周りも楽しい

今は、ホントにそれでいいなと思う



でも、体ががしんどい時とか、弱気になったときはよく、
人生の希望とか人生の設計とか?

この先のこととか?
全部、その時になってみないとわからないって解っているのに

そういう風に無い物ねだりをして、自分で自分を負のスパイラルへ落としこんでいたように思う

「落ち込んだ時の気分」の戻し方は今もわからないけれど

 嫌なことを何度も反芻して考えてしまう時は、

全く違う集中できる事をして、気を紛らわせる事にしている

 

 

今この現実を生きているわたしは、

わたしでしかない

毎日をただただ生きること

 

それは、いまここ、にいるわたしが

わたしのすべてを受け入れられているから

 

こういう風になりたいとか

理想のわたし、は理想でしかないことを

いま生きているわたしが理解できているから

 

どんなわたしも、それはわたしだ

婦人科がん術後の排尿障害

婦人科がんの手術(骨盤内のがんの広汎手術)はとても大きな手術です。色々な後遺症がありますが、その中でも個人差の大きい、排尿障害について。

術前は妊孕性が無くなることや、これから先どうなるのか不安でノーマークだったのですが、すっごく泣かされたのはコレでした。

 

ただこれは、非常に個人差があるみたいです。←重要

トイレは大丈夫!になる方もおられますし、 術後何年たっても導尿が必要な方、 上手く排尿できず逆流して腎臓を悪くしてしまう方、未だに体調によって排尿の調子が悪かったりする人もいます。

 

排尿障害は、手術で膀胱の神経が傷ついておきます。

「神経因性膀胱」と呼ばれていて、尿意を感じない、感じにくくなり、尿が溜まりすぎる、たまった尿が逆流して腎炎を起こしたり、膀胱炎や細菌に感染しやすくなる...等など、という症状が出ます。 

 

当時わたしは、排尿障害?とは思ったものの、眠いから寝る、尿意を感じたから排尿する、という感覚のものだったために、全く想像できていませんでした。

術後尿管バルーンがはずれた後、生きてきた中で問題など無かった”尿意というもの ”がまったく行方不明で、かなーりうろたえました。

たった数日前、どーやって出してたのか?とか全然わからないのですね、尿意が無くなっているので。

 

もちろんスムーズな排尿を取り戻すため、術後に排尿訓練をします。

水の流れる音に思いをはせるといいよ、とか、

ウォシュレットで刺激すると良いよ、とか、

膀胱の入り口を開けたり閉めたりするイメージ、とか、

息を吐きながら前かがみになって、ふーって優しく恥骨の上辺りを押すとか、

色々アドバイスをもらっておトイレで格闘するのですが、、、全然だめだめ。

 

自力で出せる量が少ない場合は、導尿といって、尿道口に導尿カテーテル(ストローのようなもの)を入れて出すのですが、自力ではちょっとしか出ないのに、カテーテルを入れたら残尿がめっちゃめちゃ出るという、、、

ううう(ノД`)

入院している間は看護師さんが優しくして下さいますが、退院したら全部ジブンでやらないといけません。←これはほんとに慣れます

 

わたしはとても落ちこぼれでした。

退院後も、全然出ないときもあって、情けなくて、トイレで何度も泣きました(ノД`)

出るときは出るのに、出ないときは全然出ませんでしたし、

朝起きたら信じられないぐらい尿が溜まっていてびっくりしたり、電車に乗るのが不安だったり、、、夜中に尿が溜まりすぎて漏らしちゃわないかとか気になったり。

半年ぐらいは導尿セットがかかせず、本当にほんとうに不安でしたが。

 

そのうち出るようになります!笑

気にしすぎるのもほんとに駄目です(気になって当然ですが

大きい手術をしたんやし、神経切れてるかもだし、もうコレしょうがないんじゃないかなぁとか、導尿だって必要なときは必要でいいか、とか、思えるようになった辺りから、いい方向へ向かってきたような気もします。

 

外で導尿が必要になった場合も、最近はオストメイト対応の障害者トイレも増えてきてますし、気にせずにばんばん障害者トイレを借りて導尿すればよいし、出かけやすくなってますしね。

 

何年も経った今は、術前どんなだったかはもう全く思い出せなくて、

尿意?というか、トイレに行こうかな?という感じの感覚になっています。

 

排尿にすこし時間はかかるときもあるし、和式トイレがずらっと並んだ所だと、何故か洋式じゃないと安心してできないので半泣きになるし、時間ごとにおトイレに行けず、溜まりすぎてた!とかってこともあったり、たまーに膀胱炎になりますが、

わりと普通にできるようになっていますし、普通に生活できてます。

だから大丈夫ですよ('∀`)

 

術後の排尿障害でお悩みになる方や、今悩んでおられる方の何かになれば幸いです。

時間

時間は、生死にかかわらずすべての存在に平等に流れてて絶対に不可侵な領域です

 

その大事な時間を自分のためだけに”好きなことができる”っていうのはよくよく考えていくと最高の贅沢なんやなーと。
”好きなことができる”時間の多いって、すごい幸せなんやん。沢山遠回りしましたが、やっと少しずつそう感じれるようになりました。
時間が経てば忘れられる、事って沢山ありましたが、時間が経てば忘れられる、なんて思えないつらい記憶も。時間が経つと本当に不思議な事に、忘れはしないけど薄れていくんです。
どんなに時間が経っても忘れたくないと思うことも薄れていくみたいに。
 

子なしを意識する

子なしという事を、意識するようになったのは病気で子どもが産めないかも、ではなく、婦人科がんで産めなくなった時、でもなく、

さらに年齢を経てからのような気がする。

 

独身の時は考えたこともなかったし、病気になったときにはお付き合いしていた方とお別れしたし、その後は自分の身体のことが恋愛とかその先の結婚とかできるかどうかすら怪しかったし、結婚願望なしだった、というか願望なんて持てなかった。

自分の世話も出来ないのになーとか思っていた。

 

ダモー*1に出会い、恋愛し、既婚になってから、子なしということを意識する事が多くなった。

 

子供ができないことは理解はしているのに、良い感情、前向きな感情は少なく、圧倒的に、寂しいような切ない感情が多い。ずっと子どもを切望していた人はどんな気持ちなんだろうか、とか考えたりしてまぎらわせたり。 

 

ダモーはどんな気持ちだろう?とかほんとにふと勝手に考えたり、思うことが多くなった。申し訳ないなあ。ありがとう。

ああ、わたし普通に家庭を築いて普通に子供を育ててという願望をちゃんと持っていたんだなぁって、どこか安心もしました。

でも、結婚すらできないかもしれなかったんだから、感謝しなきゃね。

*1:わたしの主人

イエベオータムが少数派な件

「イエベオータムさんは少ないのですよ~」

と、カラー診断を受けたときに言われたのだけど、診断をうけてから意識して、コスメの色を見ています(´∀`)

確かに少ないかも。

 

アイシャドウ4色パレットも、淡い濁りのないきれいな色のものとかが多いです。柔らかい春色が多い。

きれいな色だなと思った色=ほぼ似あわない色というこの切なさ(笑

ルナソル、RMKとか、淡いイメージのブランドは見事に淡い色が多い気がするし、資生堂はパキッとした鮮やかな色が多くて、

MACとか、ボビイブラウンとか、NARSとか、黒いイメージのブランドのほうが濁った色の選択肢は色が多かった...かな?

 

私の手持ちも、似合わないのをこれでもかと手放したらスッキリしました。

ピンクのチークとか!ピンクのチークとか!淡い色のアイシャドウとか!顔色が余計に悪くなるリップとか!(笑

チークは茶系とか、濁ったオレンジとかに限ります。

MACシアトーンブラッシュ ジンジャリー は私的神色です(´ω`)

また、イエベオータム色黒さんおられましたらこんなん良いよ!とか教えて下さると嬉しいなぁ、、、